脱カルト後の回復過程
◎脱カルト直後


これは、あくまでも私個人が経験してきた
過程を書いたものです。ただカルト脱会後に
襲ってくる事や生じる出来事に関して共通項
がありますので、何かの参考になればと思い
UPしていこうと思っています。

☆脱カルト直後の身体症状(私の場合)


・ものすごい恐怖・不安
→カルトを辞めたことによって、これから大きな不幸が来ると
 思い込んでいました。風邪をひいても怯えていました。


・パニック発作
→突然 呼吸ができなくなり、心臓が苦しくなりました。
 涙が止まらなくなったり自分を抑制できない状態に
 悩まされました。


・抑ウツ状態
→今まで宗教活動に追われていたので急にすることが
 なくなり、自分の存在を無意味に感じました。

 ※希死念慮
  これは強く出ました。ただ身体が動かなかったので
  餓死を考えました。しかし、子供の気配りと処方された
  “エンシュアリキッド”(栄養液)で助けられました。

 ※強い倦怠感と無気力
  身体が鉛のように重く、何もする気力がなくて寝たきり
  の生活でした。寝返りを打つのもトイレに行くのも
  苦痛でした。

 ※味覚喪失
  何を食べても味がなくて食は苦痛でしかありませんでした。

 ※感情の麻痺
   感情が全くなくなり、負の感情のみが支配しました。

 ※動けない程の腰痛
  これは医師にウツからくるものだと説明されました。

  
  
・各種恐怖症

 ※日中恐怖
  昼が怖くて特に日の光が異常に怖かったのです。
  夜が明けてくると恐怖心から心臓の動悸が激しく
  なりました。カーテンを閉め、薄暗い中にいました。
  朝日・西日がパニック発作の原因にもなりました。

 ※対人恐怖
  電話、宅配、他人との接触は恐怖でしかありません
  でした。従って電話は呼び出し音が鳴らないように
  設定し常時留守電、宅配は受け取れないので玄関の
  チャイムを鳴らないようにし、あとは家に篭っていました。

 ※音に対する恐怖
  家の傍に誰かいる気配を感じると“失立”という症状が
  出て、腰が立たなくなり身体が硬直しました。
  玄関をノックする音、家の周りから聴こえる足音は恐怖を
  煽り、これもパニック発作の原因になりました。
  簡単な塀を作り、人が絶対入れないようにするなど対策を
  取りました。心細いので室内犬に頼り、その吠え方で
  心のバランスを取るようにも努力しました。

 ※誰かに見張られているような恐怖
  被視感が強く、たえず怯えていました。

 ※五感への恐怖
  聴こえることの恐怖から聴力が、著しく低下し
  もともと難聴気味だったのが普段の会話にも
  不自由をきたすようになり、“聴覚障害者”の
  身障者手帳を持つ身になりました。

  見えることへの恐怖から重視・視力低下になり
  日常生活に不便が生じました。

  皮膚感がおかしくなり、不衛生なままでいなければ
  ならない錯覚に囚われていました。

 ※カルトのリーダーへの恐怖
  これは ものすごくて、思い浮かべただけで発作を
  起こしました。


・睡眠障害
→不眠、入眠困難、断眠、過眠と生活リズムは無くなり
 起きている状態と眠っている状態の区別がわからない
 日々が続きました。


・吐き気
→絶えず吐き気がしていて胃腸を壊しました。

 
・頭痛
→かつて味わったことのない激しい頭痛や日常的に頭痛の
 無い日はなく、意識を失ったこともありました。


・フラッシュバック
→眠っているわけでもないのに、目の前に過去の情景や
 苦手な人達が現れ、さもそこで現実に起っているような
 状況が繰り広げられました。その時、私は硬直したままで
 その後はパニック発作と激しい頭痛に苦しみました。


・繰り返される悪夢
→眠ると必ず悪夢にうなされました。目が覚めると
 恐怖で凍り付いている自分がいました。それは、やがて
 睡眠拒否へとなっていきました。


――×――×――×――×――×――×――

■その当時の具体的対処

・精神科に行き、各症状の対処的薬を処方して
 もらいました。

 抗不安剤/抗ウツ剤/精神安定剤/吐き気止め
 胃潰瘍の薬/下痢止め/睡眠導入剤/睡眠薬
 時には下剤など


・子供が、自分の尊敬していた先生に連絡を取るように
 言うので、言われるがまま連絡を取りました。
 自分で判断を下すことが出来る状態ではありませんでした。
 その先生のご主人が牧師先生だったので、とりあえず
 医師以外に初めて不安と現状を訴えるということを
 しました。(これは、あくまでも私のケースであり
 伝統宗教の先生なら宗教は関係ないと思います)

 そこで、ますます 今の状態がカルト脱会からくるものであると
 確信しました。


・牧師先生のアドバイスと当時の治療によって少し動けるように
 なったので、カルト専門のカウンセラーの先生にお世話になる
 ことになりました。


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■カルトで失ったと当時思ったもの

・お金
→多額の借金が残りました。

・友達
→親しかった人は全て、その団体に入れたので私は今まで
 築いてきた交友関係を全て失いました。

・家族
→当時のリーダーや教義により離婚させられ、一家離散。
 家族を失いました。

・時間
→持ちうる時間を全て宗教活動に費やしたため、まるで
 「浦島太郎」状態でした。その団体から抜けたら、
 何もなかったのです。

・信頼
→今まで築いてきた信頼関係を全て失い、軽い話をする
 知人すらいなくなっていました。





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